WZ Editorに、違うバージョンのDM Winを組み込んでエラーになった時

 ここでは、WZ Editorのマクロとして、違ったバージョンのDM Winマクロを組み込んで、「マクロエラー」になった時の対処方法を書きます。
 WZ Ver 4.00Fと、WZ Ver 5.0では、マクロのコンパイル形式が違っています。お使いのWZのバージョンとは違ったバージョン用のDM Winマクロは、組み込むことは出来ません。
 もしも間違えて、異なったバージョンのDM Winを組み込んだとします。するとWZは、違ったバージョンのDM Winマクロを「エラーを起こしたマクロ」として記憶します。
 エラーを起こしたDM Winには、組み込みリストの中でエラーの印が付けられ、今後の動作が停止されます。
 こうなると、後でバージョンが一致したマクロを正しく組み込んでも、「エラー状態の登録」が解除されない限り、DM Winは動作しません。

 WZに、異なったバージョン用のDM Winマクロを組み込んでしまった時の対処方法の概略は、次のとおりです。

    1. WZ Editorのバージョンに一致したDM Winを、組み込みなおす。(ページ内移動)

    2. WZ Editor の、DM Winマクロのエラー登録を解除する。(ページ内移動)

    3. 上記の方法でもうまく行かない時は、WZの再インストールから。(ページ内移動)

 以下、それぞれについてご説明します。

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1. WZ Editorのバージョンに一致したDM Winを、組み込みなおす。

1−A WZのバージョンと、DM Winのバージョンの対応
 2007年2月現在、WZ Editorは、大きく分けてVersion 4.00Fと5.0の2種類が使われています。これに対してDM Winマクロも、2種類を公開しています。

 WZ 4.00F用のDM Winは、 Version 1.94 1.92 1.90 などです。
 圧縮ファイル名は、 dmwin194.lzh dmwin192.lzh dmwin190.lzh です。
 つまり、WZ 4.00F用のDM Winは、バージョン番号は「 1. 」から始まっていて、圧縮ファイル名は「 100 番台」です。

 WZ 5.0用のDM Winは、 Version 2.04 2.02 2.01 などです。
 圧縮ファイル名は、 dmwin524.lzh dmwin522.lzh dmwin521.lzh です。
 つまり、WZ 5.0用のDM Winは、バージョン番号は「 2. 」から始まっていて、圧縮ファイル名は「 500 番台」です。
 (WZ Editor Version 5.0には、 5.00 5.01 5.02 5.02A ,, 5.02E などがあります。これらのバージョンに対して DM Winは Version 2.00 以上でしたら、どれでも使えます。)

1−B マクロファイルを所定のフォルダにコピーする

 まず、異なったバージョンのマクロファイルを、正しいバージョンのマクロファイルに置き換えます。
 上記「1−A WZのバージョンと、DM Winのバージョンの対応」をご参考に、お使いのWZ Editorに対応したDM Winの圧縮ファイルをご用意下さい。圧縮が解凍された形では、バージョン番号を区別する事が難しいはずですから。
 ご用意いただいた圧縮ファイルを、何かフォルダを作って、その中に解凍して下さい。
 解凍されて出て来たファイルの中に、「 dmwin.txm 」というファイルがあります。これがマクロファイルです。
 「 dmwin.txm 」を、WZ Editorのプログラムファイルがインストールされているフォルダの中の、マクロ用のフォルダにコピーして下さい。コピー&ペーストでも、エクスプローラを使って下さっても、どんな方法でもかまいません。
 WZ Editorのプログラムファイル群は、標準の状態では、
   「C:\Program Files\WZ Editor」
です。この中に、「 macro 」というフォルダがあります。つまり、
   「C:\Program Files\WZ Editor\macro」
の中に、 dmwin.txm をコピーして下さい。
 コピー先には、バージョンの違った dmwin.txm があるはずですから、これに上書きコピーして下さい。
 コピーするファイルは、 dmwin.txm だけです。

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2. WZ Editor の、DM Winマクロのエラー登録を解除する。

A. WZ Editorを起動して下さい。
 スタートメニューの中のアイコンでも、デスクトップのアイコンでも、どちらからでもかまいません。
 何かファイルを開いて下さっても、無題の新規ファイルでもかまいません。
 (もちろん、DM Winマクロは、エラーになっている状態です。)

B. WZが起動したら、
メニュー - ファイル - ツール - マクロ - マクロとプラグインの設定
とすすんで、
「マクロとプラグインの設定ダイアログ」
を開いて下さい。

C. ダイアログが開いたら、最初にフォーカスされているリストに、
   無効 dmwin 田中敏信 2.02 音声化支援
と聞こえる箇所があります。
「無効」でなく、「エラー」かもしれません。
または、
   無効 dmwin 不明 不明
と聞こえるかもしれません。

こう聞こえる所で、タブキーを1度押して

D. 「状態...」のプッシュボタンにフォーカスを移動し、エンターキーで開いて下さい。

E. 「状態」のラジオボタンで、
「無効」または「エラー」を、「OK」に変更して、

F. タブキーでフォーカスを進め「OKボタンを押して下さい。
「マクロとプラグインの設定」ダイアログにかえりますから、

G. タブキーでフォーカスを移動して、
先に「エラー」または「無効」になっていた所が、
OK dmwin 田中敏信 2.02 音声化支援
に、なっているのを確認して下さい。

H. OKボタンを押してダイアログを閉じて下さい。

I. これでWZエディタを再起動していただくと、DM Winマクロが組み込まれているはずです。
 (全てのWZウインドウを終了して、WZを再起動して下さい。)

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3. 上記の方法でもうまく行かない時は、WZの再インストールから。

もしも上記の手順でうまく行かない時には、最後の手段です。
 マクロエラー状態になってしまったWZをアンインストールし、WZを新しくインストールし直して下さい。その後、DM Winをインストールして下さい。
 次の手順です。

A. コントロールパネルの中の「プログラムの追加と削除」で、
「WZ Ver 5.0」または、「WZ Ver 4.0」をアンインストールして下さい。

B. おそらく、WZがインストールされていたフォルダが残っているはずですから、これは手動で削除して下さい。
WZがインストールされていたフォルダは、標準では
C:\Program Files\WZ Editor
です。
 中に「MACRO」などのフォルダも残っているはずですから、WZ Editorというフォルダごと、中身も削除して下さい。

C. 次に、WZ Editorを新しくインストールし、その後で対応したバージョンのDM Winを組み込んで下さい。




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